さようならゴールド免許。
新しいタイプの歩車分離信号機の設置を増やしていますが、知らない方も多いと思いますので、自分がしてしまった違反の反省の意味を込めてこの記事を書いています。
速度違反の多い場所等では白バイに後をつけられたり高速道路では猛ダッシュでパトカーが追いかけてきたりという経験がありますが、周囲の車の流れが速く制限速度を守ると危険な場合や煽られている時以外は、基本的にはちゃんと制限速度で走っています。
ちなみに速度違反しそうだなって車を見て白バイやパトカーが後ろから飛んで来るって経験ある方がいらっしゃると思います。特にスポーツカーに乗ってる人なんかは経験したことがあるんじゃないでしょうか。
免許取得後一度だけ駐車禁止を取られたことがありますが、それ以来20年程度ずっと安全運転で運転してきました。安全運転してきたので当然ゴールド免許です。
が・・・しかし、やってしまいました。信号無視です。もちろんわざとではありません。いくつかの要因が重なって信号を見誤りました。
夜10時頃普段通らない道だったので、迷子状態で運転していました。車通りのそれほど多くない高速道路の側道で3車線の道路。高速の側道なので対向車線もありません。信号付近にトラックの路駐があり、遠くからではそのトラックの手前を左折すればいいのかトラックの奥を左折すればいいのかわかりにくい状態でした。
曲がろうとしたT字路に差しかかり、トラックは信号の奥側に止まっていたので、手前の左折専用レーンから曲がればよいと考えて左折をした瞬間におまわりさんに止められました。
止められた瞬間??????え????なんで???って
K察「信号見てなかったんですか?赤でしたよ。」って言われても????となりました。
自分「青色の信号じゃなかったですか?」と返事をしました。
K察「あそこの信号はずっと赤なんですよ。左折できるときだけ左折が出ます。」
とのことでした。信号が変わってすぐに左折ができない信号なんて今まで経験したことがなかったので、現場まで行って確認する事になりました。
確かに信号が赤から変わった後は直進のみ可の「↑」だったのです。信号が赤から変わったら青になるという思い込みが私の判断ミスを誘ったのです。ちなみにその時に歩行者用信号を見ると「青」です。
経験したことがないパターンだったので、現場に立ち会ったおまわりさんに聞いてみました。
自分「なんでこのような特殊な信号の変わり方するんですか?」
K察「わかりません。」
自分「わかりませんでよく取り締まりできますね?」
K察「・・・」
とりあず自分が通ったタイミングでは左折信号が出ていないことを確認して大人しく免許証を渡し、違反を認めました。
違反切符を貰うときに釈然としないので何故あのような信号の制御になっているか再度聞きました。
やはり「わかりません」との回答が返ってくるので、その信号の事を詳しく知っている人に確認してくださいとお願いしました。その警察官は電話をし確認しましたが、夜なので担当者は今日はもう居ないとのことで、電話番号を教えるから明日自分で連絡してくださいと言われました。
そんなやり取りをしていると、上司だか先輩だかわかりませんが名乗りもしない人が出てきて「なんか文句でもあるの?」的な態度で威圧してきます。
「あの信号は最近マンションが建つようになり、住民からトラックが通って危ないって通報があるので、あのような制御になっています。今朝も犬が危なかった連絡がありました」と名乗りもしない警官に言われましたが、余計納得できなくなりました。
信号機の制御が特殊で危ないんじゃないのかと自分は思ったわけです。
なぜなら現場立ち会いで確認をしている時に他にも同じ状態で取り締まりを受ける車が居たからです。
わずか5分足らずで自分を含め2件の交通違反が起こったことを確認できたわけです。
雨の日の夜10時に2組の警察官が居てフル稼働になっているのです。
もうこれってざわと間違えやすい信号になってるとしか思えなくなります。
これ以上現場で言い争ってもしょうがないし、自分が車用の信号をきちんと確認していなかったのは事実なのでその場はサインをして終了しました。
まだ払っていませんが、反省して反則金もきちんと支払います。
翌日、聞いた電話番号に電話をかけてその信号機に関して詳しい人に伺いました。
自分「昨日違反切符を切られた信号機の制御はなぜあのようになっているのでしょうか?」
担当者「あそこは危ないって通報が多いからあのような制御になっています。」
昨日の名乗らない警官と同じことを言っています。
自分「実際に事故があってあの制御になったんですか?」
担当者「あの交差点での事故はありません。」
自分「事故は無いのに特殊な信号制御にして取り締まりをしているということですね。しかも夜10時の歩行者もいない時間に」
担当者「あなたたちは事故が起こってからじゃ遅いって言うじゃないですか。だから対策をしたんです」
自分「だったら取り締まりをする前に警察官を立たせて止めるなり補助信号をつけるなりすればいいじゃないですか。そのほうが事前に事故を防げるんじゃないですか?」
担当者「信号機の制御を変えたときにはちゃんと告知をしましたよ。今はもう告知してませんが」
自分「今告知されていない注意喚起もないものは意味がないじゃないですか。では、信号機の制御を変える前と後でどの程度取り締まりを行ってどのような効果が出ているかデータを開示してください。」
担当者「データ開示を要求とのことですね。では他の部署にかけなおしてください。」
自分「かけなおしはしません。このまま電話を転送してください。」
データ開示の担当部署へつないでもらいました。
自分「これこれこうで、あそこの交差点での信号機が変わる前と後のデータを開示してください。」
データ開示担当「本日担当者が休みなので、週明けの対応になります。」
自分「警察は担当者一人休みで仕事が止まるんですか?バックアップ人員はいないんですか?」
データ開示担当「今昼休みに行っているので、帰ってきたらやるように伝えておきます。この件は警視庁に問い合わせになるので時間がかかりますけど良いですか?」
自分「構いません。よろしくお願いします。」
現在の状況はデータ開示待ちです。いつ開示されるかわかりませんが、しばらく待ってみます。
こうやって書いていると自分は無知で情弱なクレーマーですねw まぁいいですけどw
この後調べてみましたが、あの信号機は歩車分離信号という最近増やしているタイプの信号機でした。
この歩車分離信号については免許更新時の講習などではやりませんよね。世間に新しい信号の形式を増やしていますって情報発信していませんよね。積極的に情報発信をしていただきたいです。
このタイミングで左折はダメということです。当然左折信号が出てないので信号無視です。こういった信号が増えてきているというのを学習しました。信号見てないのかよ馬鹿。免許返納しろ。みたいな意見を言う人がいると思いますがご自由にどうぞ。
今はどうか知りませんが、20年位前の教習所では歩行者用信号も確認して、信号機が変わるタイミングの予測をするようにって指導があったはずです。この指導についてはもう通用しないとのことになると思います。今回のような場合歩行者用信号を見ると青のため車の信号も青だと錯覚する。
長年運転している人ならわかると思いますが、歩行者用信号の確認で飛び出しの予測をするとかの経験が生かせないことになります。
さらに歩車分離信号をウィキペディアで調べてみました。
歩車分離式信号機
メリット・デメリットのみ抜粋します
メリット
- 道交法通り正しく横断歩道を渡る歩行者が自動車により阻害されず、事故を大きく減らすことができる[4]。
- 右左折車両がスムーズに通行できる[2]。特に左折巻き込み事故防止に効果が期待できる。
- 歩行者を気にせず自動車が右左折できるため、渋滞が解消される場合もある。
デメリット
- 歩行者用信号だけが青信号となる時間があるため、車両の待ち時間が増加し、渋滞が発生することもある[4]。警察庁が2000年初頭に行った合同社会実験の結果は、反対に、渋滞が緩和された事実を報告している[要出典]。
- 歩行者は青になるまでの時間が長いため、信号無視が発生する場合もあるが、歩車分離を採用した信号はいずれも重大事故減少に成功している。
- 横の車両信号が赤になったところを見て、前方の車両信号が青になるという思い込みで発進する「見切り発進」によって、歩行者信号のみが青のときに発進をしてしまうかたちで[5]、信号無視をしてしまう可能性がある。しかしそれはドライバーが歩車分離に慣れるまでの取り締まり強化で対策ができる。
- 視覚障害者は交差点内を走行する自動車の音で信号の色を判断するため、音響装置が設置されていない歩車分離式信号機では視覚障害者の横で止まっていた車が発進した場合でも青信号とは限らず、赤信号でも渡ってしまう可能性がある[6]。
- 歩行者用の信号に従う自転車運転者が多く、自転車の進路と交差する歩行者が自転車に跳ねられる危険性がある。このため、一部の歩車分離式交差点では、車道からは歩行者用の青信号が見えないよう、歩行者の青信号にブラインドが装着されている[7]。
赤文字で大きくしましたが、取り締まりで強化と書いてありますね。誰が書いた文章かわかりませんが、信号無視をしてしまう前に事前に警告をするということはないようです。これを見ると警察関係の方が取り締まりで点数稼ぎますよって言ってるようにとらえられます。歩行者の安全を考えて事故を減らしたいのであれば取り締まる前に事前警告をするべきではないでしょうか。
長くなりましたので、この記事はここで一旦終了しようと思います。
しかし下記の点は疑問に思うので追及していきたいと思います。
・事故の実績がないT字路でこの歩車分離にする必要があったのか。
・信号機の下に止まっていたトラックの取り締まりはなぜしなかったのか。(交差点とその側端から5メートル以内の部分は駐停車禁止)
・歩車分離信号になっても未だに危ないと通報がある。つまり信号機の制御の問題ではない。
・トラックが通って危ないと通報だが、マンションが建つ前に道路があったので、トラックの交通量が多い所と知っていながらマンションを購入(又は賃貸)し居住するようになった住民が何故トラックが走っていて危ないと通報するのか。当然トラックが多い場所なのは知っていて住んでるはずです。
長文になりましたがご覧いただきありがとうございました。
データ開示されたら続きを書いていきたいと思います。